趣味でblenderを使ってCG作っているんだけど、After Effectsというソフトにも興味が出てきた。それぞれの違いや、そのソフトの強みって何かな?
このような疑問に答えていきます。
現在の私はblender歴半年ほど、最近はAfter Effectsを勉強しています。あと、暇を見つけては以下のような動画を制作していますね。
そんな背景から意見を言っていきますね。
この記事を読むことで、「blender」と「After Effects」の特徴や使いみち分かります。2分で読めますお!
blenderとAfter Effectsの違いと使い分けについて
まず結論からいうと、以下のとおりです。
- blenderはCG制作ソフト
- After Effectsは動画加工ソフト
blenderはCG制作ソフト
Blenderのできること10選!でも解説しましたが、blenderは総合環境ソフトなので、動画制作のほぼ全てをすることができます。
あくまでCG制作がメインのソフトなので、それ以外の機能に関しては、少しレベルの低さや、使いにくさを感じます。
ただし、CG制作に関しては驚くほど高性能なのが特徴。有料ソフトと比べても全く劣らないし、逆に「なんで無料なの?w」という感じです。
After Effectsは動画加工ソフト
You Tubeなどで調べるとAfter Effectsに関する動画がたくさん出てきます。爆発したり、雷が落ちたりなど、どれも驚くような映像ですよね。
ただし、After Effectsは動画加工ソフト。動画の一部を消すなど表面的なことは出来るけど、blenderのようにCGは作れません。
爆発や炎などの素材を動画の上にペタペタ貼り付けて、あたかもリアルに起こっているかの如く表現するのがAfter Effects。
「After Effectsを極める=何でも出来る」というのは間違いなんですよね。
具体的なblenderとAfter Effectsの使い分け
blenderとAfter Effectsの特徴が分かったところで、次はそれぞれのソフトの使い分けについて考えてみましょう。
例として、以下のような動画を作るとします。
このような動画は、どこでblenderを使用して、どこでAfter Effectsを使うでしょうか?
炎や雷系はAfter Effectsが簡単
炎や雷などの物体が変形しない演出などは、After Effectsが得意です。ただ動画の上に、完成した炎の素材を貼り付けて、コントラストや光度などを調節するだけですからね笑。
逆にこの演出をblenderでしようとすると、かなり大変。一から炎などを作る必要があるし、調整なども面倒くさいですね。
腕の変形はblenderを使う
腕が化け物みたいになるシーンは、blenderを使って作ります。
「blenderで普通の腕をCG作る→徐々に腕が変形するアニメーションを作る→その素材をAfter Effectsに読み込んで加工する」という流れ。
ちなみにこの流れは、寄生獣という映画でも使われているやり方です。詳しくは映画「寄生獣」ミギーを実現した最新VFXの秘密をどうぞ。
After Effectsでも腕の変形はできますが、少し安っぽい感じになってしまいます。あくまで動画加工ソフトですからね、用途が違います。
まとめ
今回の記事の要点をまとめると、以下の感じです。
- blenderはCG制作ソフト。それ以外の機能もたくさんあるけど、有料ソフトと比べると少し劣る。
- After Effectsは動画加工ソフト。動画の物体を加工するのは苦手で、上から演出を貼り付けるのが得意。
要するに、blenderや動画編集ソフトで動画の90%を完成させて、After Effectsでさらにかっこいい感じにするということです。
最後にblenderとAfter Effectsのおすすめの本を紹介して終わりにします。
blenderのおすすめの本は3つだけ
私が実際に読んでみて、分かりやすくて情報が網羅されているのを厳選しました。
After Effectsのおすすめの本はこの3つ
After Effectsのおすすめの本は以下のとおり。難易度別に紹介しているので、順番に読むと挫折しづらいです。
難易度☆☆☆☆★:これから始めるAfter Effectsの本
めちゃくちゃ簡単。情報も必要最低限にまとめられているので、分かりやすい。
難易度☆☆☆★★:After Effects初級テクニックブック
様々なAfter Effectsのテクニックが紹介されている本。徐々にレベルが上がる内容なので、初心者でも大丈夫。
難易度☆☆★★★:After Effectsの標準テクニック
上記の上位互換版です。ある程度After Effectsに慣れてきた人向けの内容ですね。
おしまい。