みなさんはバイクの排気量を変えないで速度を上げたい場合、スプロケットを交換しようと考えると思います。
しかしなぜ、スプロケットを交換すると速度が上がるのでしょうか?
意外と知らない人が多いと思うので、簡単に解説しますね。
バイクのスプロケットを変えると速度が変化する理由
これは自転車のギアをイメージしてもらえると分かりやすいと思います。
例として、ギアを1から5まで変えられる自転車で考えてみましょう。
⬆この画像を見たら簡単だと思います。
- ギア1:ギアが小さいので力を入れなくても坂道を登れるけど、これでスピードを出すには結構大変。
- ギア5:ギアが大きいのでスピードは簡単に出せるけど、これで坂道を登るにはかなりの力が必要。
バイクも自転車のギアと構造は一緒
バイクの場合はエンジン側(ドリブンスプロケット)と後輪側(ドライブスプロケット)に2つ付いてますが、基本は自転車のギアと考え方は同じです。
ドリブンスプロケットは発進の時に重要で、ドライブスプロケットは普通の走行時に重要というだけです。
ドリブンスプロケットの場合
バイクのエンジン側は自転車のこぐ人と考えれば分かりやすいですね。
- ドリブンスプロケットを大きくするとスピードは出せるけど、ギアが大きいので発進にかなりの力が必要。
- 逆に小さくすると発進にそこまで力がいらないけど、スピードはそこまで出ない。
ドリブンスプロケットが回ることでチェーンが駆動するので、発進の時に重要になってきます。
ドライブスプロケットの場合
バイクの後輪側のドライブスプロケットは、普通に自転車のギアと同じ考え方ですね。
発進の時にドリブンスプロケットが回ってチェーンが駆動することで、ドライブスプロケットが合わせて回るという仕組みです。
なのでドライブスプロケットは走行時に重要になってきます。
- ドライブスプロケットを大きくするとスピードはですけど、坂道は苦手になる。
- 逆に小さくすると坂道は得意になるけど、スピードはあまり出せなくなる。
⬆こんな感じですね。
まとめ
もしバイクのスプロケットを変えようかと考えてる人がいたら、1段階だけ上げ下げするのをオススメします。
例えば17の場合は16、18にするという感じでね。
排気量を変えないでスプロケットだけを大きく変えてしまうと、発進にものすごい時間がかかったり、坂道をうまく登れなかったりしますからね。
おしまい。