これさえ覚えれば6五歩早仕掛けの対策は完璧です。【四間飛車の定跡】

四間飛車の6五歩早仕掛け対策 定跡
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この記事はこんな方に向けて書いています。

  • 「四間飛車の最初の方はうまく指せるけど、急戦の対策がいまいち分からない」
  • 「いつも急戦に一方的に攻められてしまう…」

四間飛車は攻め駒を上手にさばくテクニックが必要で、それを知らなければ相手に一方的に攻められてしまいます。

そこで今回は、代表的な居飛車の急戦「6五歩早仕掛け」の対策を紹介します。

 

四間飛車の基本的な駒組みは下記の記事で書いているので、わからない人は見てね!

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それでは、四間飛車と居飛車(6五歩早仕掛け)について見ていきましょう。

囲いを固くしながら待つ

基本図から△4ニ金直、▲6七銀、△6四歩、▲3六歩、△6五歩、▲4七金(第1図)

基本図

基本図

角を止める振り飛車は、基本的に相手からの攻めを待つ戦法です。

相手は△6四歩~6五歩と攻めてきましたが、これに▲同歩としてしまうと、△7七角成、▲同桂、△8六歩、▲同歩、△8六飛(A図)と8筋を破られてしまいます。

(A図は△8六同飛まで)

(A図は△8六同飛まで)

なので、△6五歩には完全にシカトして、▲4七金と高美濃囲いにします。

桂馬を使って攻める

第1図から△7三桂、▲3七桂(第2図)

(第1図は▲4七金まで)

(第1図は▲4七金まで)

第1図からは△7三桂に▲9八香と、あらかじめ角の利きをよける手も考えられます。

しかし、6五歩早仕掛けの場合はほぼ角交換する局面になるので、あまり意味がないです。それよりも▲3七桂と囲いを進展させるほうが効果的です。

分かりやすい局面を選ぼう!

第2図から△8六歩、▲同歩、△6六歩、▲同銀、△6五歩(第3図)

(第2図は▲3三桂まで)

(第2図は▲3三桂まで)

相手は△8六歩と突き捨てをしてきました。

これには▲同歩と▲同角の2つの手がありますが、将棋の初心者は▲同歩と取るのをおすすめします。

▲同角も有力な手ですが、複雑な局面になりやすく、指しこなすのには苦労します。以下△6六歩、▲同銀、△6五歩(第3図)としてきました。

飛車のさばきを優先に考える

第3図から▲6五同銀(第4図)

(第3図は▲6五同銀まで)

(第3図は▲6五同銀まで)

第3図からは▲6五同銀とするのがいい手です。

桂馬に銀を取られるので、もったいないように思いますが、歩を取りながら飛車先が通るのが分かると思います。

もし受けを考えて▲5七銀と引いてしまうと、以下△7七角成、▲同桂、△8六飛、▲6五桂、△同桂、▲同飛、△8九飛成(A図)となります。

(A図は△8九飛成まで)

(A図は△8九飛成まで)

A図からは▲2六桂という攻めができますが、以下△6四歩、▲6八飛、△7七角という反撃があって困ります。

振り飛車らしいさばき

第4図から△6五同桂(第5図)

(第4図は▲6五同銀まで)

(第4図は▲6五同銀まで)

第4図からは△7七角成、▲同桂、△2ニ角で困ったように思いますが、心配ないです。△2ニ角には▲5五歩と歩を突き、△同角、▲6七飛(A図)と受けるのがいい手です。

▲5五歩と歩を突き捨てた理由は2つあります。

  • 1つ目は大駒は近づけて受けることで、なにかのときに当たりやすくする効果があります。
  • 2つ目は5筋に歩がいなくなったので、将来5筋で歩の垂らしなどが使えるようになります。

A図から△6五桂は▲同桂で振飛車側が指しやすい展開です。

(A図は▲6七飛まで)

(A図は▲6七飛まで)

嫌な形にする

第5図から▲2ニ角成、△同玉、▲6五飛(第6図)

(第5図は△6五同桂まで)

(第5図は△6五同桂まで)

第5図からはすぐに▲6五同飛とするのではなく、▲2ニ角成、△同玉とさせてから▲6五同飛とします。これによって相手は玉の形が悪くなり、居飛車側はかなり気持ち悪い局面になります。

いきなり▲6五同飛とする手も有力で、以下△7七角成、▲同桂で桂馬をさばくことができます。どちらも有力な手ですが、▲2ニ角成、△同玉、▲6五同飛のほうが玉の形を乱しているので、勝ちやすいです。

馬の押さえ込みに注意!

第6図から△8七角(第7図)

(第6図は▲6五飛まで)

(第6図は▲6五飛まで)

相手は△8七角と打ち、次に△7六角成から馬のパワーで飛車を抑え込もうとしています。

それを防ごうと、▲8五飛とぶつける手は、△同飛、▲同歩、△7六馬(A図)とされて振り飛車側があまり面白くない展開です。

(A図は△7六角成まで)

(A図は△7六角成まで)

A図から▲2六桂という手も考えられますが、△3三金という好手があります。

以下▲4五桂、△4四銀、▲3三桂、△同銀で、次の△8八飛がかなり厳しいです。

振り飛車らしい手

第7図から▲6六飛、△7八角成、▲2六桂(第8図)

(第7図は△8七角まで)

(第7図は△8七角まで)

△7六角成とされると面倒くさい局面になるので、▲6六飛と一回は受けます。

相手は△7八角成とするしかないですが、▲2六桂が必殺の一手です。この手は居飛車側からしたら、かなりやらしく、船囲いは崩壊すると言ってもいいほど最強の手で、本当に面倒な一手です。

受けづらくていやらしい攻め

第8図から△8九馬、▲3四桂、△3ニ玉、▲4五桂、△9九馬、▲6九飛(結果図)

(第8図は▲2六桂まで)

(第8図は▲2六桂まで)

相手は△8九馬としますが、▲3四桂で王手をします。

△3ニ玉と逃げますが、▲4ニ桂成、△同銀で生産するのが面白くないので、▲4五桂とさらなる成果を求めます。△4一金と逃げれば、▲2ニ角(A図)として決まります。

(A図は▲2ニ角まで)

(A図は▲2ニ角まで)

A図からは次に▲6ニ飛成~▲3三銀などの攻めがあり、振り飛車側がほぼ勝ちです。

そこで▲4五桂に△9九馬としますが、▲6九飛と馬に当てて(結果図)です。

(結果図は▲6九飛まで)

(結果図は▲6九飛まで)

結果図は馬宛が振飛車側の先手で、左側の攻め駒全てがさばけた局面です。

結果図からは△4四馬、▲5三桂成、△同金左、▲7一銀、△同銀、▲6一飛成、△5一香、▲7一龍、△8六飛、▲3五銀(B図)という展開が考えられます。

(B図は▲3五銀まで)

(B図は▲3五銀まで)

B図は難解ながら、攻め駒をさばけてるし、龍を作っているので、振り飛車が指しやすい展開です。